今更ですが認知的不協和の間違った解消とは

今更ですが認知的不協和の間違った解消とは

本日は、認知的不協和の
話をしたいと思います。

また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。

動画が見られない方は下記を
ご覧ください。

――

心理学？で、

「認知的不協和」

という言葉があります。

これは何かというと、
人間が矛盾するような情報を
認識した時に不快になることを
いいます。

例えば、
タバコを吸っている人。

自分は健康でいたい
と思っているのに、
健康に悪いタバコを
吸っていると矛盾が
起こります。

この状態が認知的不協和。

で、この状態を解消する為に
人間はどっちかを正当化
するようになります。

例えば吸い続けたい場合は、
タバコは健康に悪いけど、
ストレスの解消になるから
いいんじゃない？

と、違う認知を入れて
タバコは健康に悪いという
認知を打ち消すようにします。

これは人間誰しも無意識
レベルでもやることです。

そして、得てして自分が
今までやっている方を
正当化します。

タバコを吸っている人は、
吸うことを正当化します。

で、この認知的不協和
ですが、ビジネスの場合
どうなるか？

例えば、よく言われている

士業の多くがAIに仕事
を取られる！

この情報を士業が認知した
場合、どうなるか？

まず多くの方の反応として、
A Iではなできないこと
（人間にしかできない）
をしないといけないと思います。

そして、単純な手続き業務以外
のサービス導入を検討しないと！
と思います・・・。

でも、一方で
目の前の日常業務で忙しくて
なかなか新しいことを考える
余裕がありません。

認知的不協和ですね～。

で、この場合多くの士業は
どうやって解消しているか？

まだ人間ほどの精度ではないので
しばらく大丈夫だろう

と思うようになります。

要は今のまま現状維持を選択
します。

また、AI以外にも例えば、
新規営業。

多くの士業が新規営業しないと
いけないと思っているが、
目の前の業務が忙しくてできない・・

という認知的不協和状態に
なっている方多いですね。

そして、多くの方が、

目の前の
お客さんを維持する方が
新規顧客を開拓するよりも
効率的だ

と、いろんな理由で新規営業
しないといけないといのを
打ち消そうとします。

これは、人間なら誰もが
起こり得ることです。

で、この解消法でまずいのが
現状維持を選択することです。

現状維持を選択すると、
将来に備えてやるべきこと
（もう一方の選択肢）の情報を
認知しなくなります。

例えば、タバコを吸っている人は
「健康に悪い情報」ってほぼ
スルーしていますよね？

AIとりあえず大丈夫と思っている人は
AIに仕事奪われるという情報って、
あまり詳しく見ようとしてないですよね？

そうすると、何年後かに
大きな差になります。

そして、もう挽回できないという
こともあるかもしれません。

これって、ほんと怖いですよね。

では、どうすればいいのか？

認知的不協和が起こった時には、
自分がめんどくさいと思う方
現状維持でない方
を選択する。

実際、
今我々はチャットGTPなど
新ことができた時に、
脅威に感じながらも
逆にこれを使っています。

臭いものに蓋をするのでなく、
臭いものを見てみる。

そうしないと、
後々大変な事になります。

基本的なことですが、
今後、認知的不協和が
起きることが多々起こると
思います。

その時に現状維持の解消を
しないようにして欲しいと
思います。

私の自戒の意味も込めて
お伝えさせて頂きました。
 

ご参考になれば、幸いです。