このクイズはちょっと難問です・・・

このクイズはちょっと難問です・・・

突然ですが
クイズです！
 

このクイズはちょっと
難問です。
 

正解できた人は
なかなかの観察力が
あり、論理的な思考が
好きな人だと思います。
 

では行きますよ・・・ 

Q.以下の文章中の
確定している事実は
どれでしょうか？ 

＝＝＝＝
Ａさんがあなたに 

「Cさんにお金を貸したのに
返してくれない。Cさんは
腹黒い人だ」 

と言った。
＝＝＝＝＝ 

・
・
・ 

さて、どうでしょうか？
正解は分かりましたか？
 

直感で分かった人も
いるかもしれませんね。
 

では、正解を
発表します。 

正解は、、、 

「と言った。」 

だけが事実です。
 

つまり、Ａさんが
あなたにこのようなこと
を言った。 

ということだけが
事実です。
 

ＡさんがCさんに
お金を貸した 

も 

Cさんが腹黒い 

も 

確定している事実では
ありません。
 

この会話が行われた時に
あなたに分かる事実は、
Aさんが言ったということ
だけです。
 

ちょっと引っ掛け
ぽかったですかね？
 

実は、このクイズ、
脳力開発という
人材育成のノウハウで
紹介されているものです。
 

このクイズが伝えたい
ことは、 

「確定的要素から
　出発して考えること」 

確定的要素とは、
確実に起こっている事実
のことを言います。
 

それ以外の、 

主観
憶測
予想　など 

不確定要素から出発して
考えると上手く問題を解決
できない
 

ということを
伝えています。
 

不確定な要素から
出発して考えると・・・ 

Cさんはお腹黒い
やつだから今後、
付き合うのをやめておこう 

という発想になり
かねません。
 

とんでもない
発想ですよね（笑）
 

このことはお客さんと
話している時に
特に注意が必要です。
 

例えば、お客さんが 

「うちの会社には
　全く応募が来ない！」 

「もう高いお金を払って
　人材紹介を使うしか
　ないかも」 

と言ったとします。
 

でも、よくよく聞いてみると、
全く人が来ないわけではなく、
月に３名ほどの応募がある。
 

これを知らずに、お客さんの
言っていることを鵜呑みに
して、 

「全く来ないのであれば、
　それも仕方がありませんね」 

とアドバイスするのと、 

「3名くるのであれば、
　人材紹介を使わなく
　てもなんとかなるかも
　しれません。」 

では、大きく変わってきます。
 

長い営業経験から
分かったことですが、
お客さんはなかなか
事実を教えてくれません。
 

教えてくれるのは、
主観や憶測が多いです。
 

問題を解決する側として、
何が事実で何が主観かを
しっかりと分けて話を
聞くことが大事だと思います。
 

なかなか教えてくれない
事実を聞き出すコツは、 

最初に主観や感想、
愚痴、悩みなどを
徹底的に聞く 

ことです。
 

これらを吐き出すと、
スッキリしてくれるので、
事実を教えてくれるように
なります。
 

ご参考になれば幸いです。