騙されない!正社員採用面接のやり方~その2

2024.08.23


騙されない!正社員採用面接のやり方~その2

本日は、先週の面接のやり方
の続きです。

また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。

動画が見られない方は下記を
ご覧ください。

――

前回続きです

能力といいのは、
面接で見れるものと
見れないものがあります。

話していて分かる
コミュニケーション力などは
面接である程度分かります。

しかし、リーダーシップとか
積極性、チームワークなどは
面接では、ほとんど分かりません。

では、どうすればいいのか?

過去の行動・経験を聞いて
再現性があるかもしれない
と確認する必要があります。

過去の行動を質問する際に
闇雲にやってもダメです。

なぜなら、求職者は基本
よく見せようとして
嘘もしくは盛って話をする
可能性があるからです。

例えば、社労士事務所の
事務員募集の面接で、
年度更新など短期間に大量
の業務をやり抜いた経験が
あるかどうかを確認したいと
します。

その場合、

「年度更新など短期間に
 大量の業務をやり抜いた
 経験はありますか?」

と質問するとします。
すると、多くの人は

「はい、あります」

と答えるでしょう。

ですが、これだと
本当にやり抜く力が
あるのかは分かりません。

そこで、再現性があるか
どうかを確認するために、
更に4つの項目を確認します。

それは、

STAR

と呼ばれるものです。

Sは、シチュエーションです。
Tは、タスク・ミッション役割
Aは、アクション
Rは、リザルト(結果)

です。

まず、
どういう状況(S)だったのか?
を確認します。

すると、例えば

「5社を同時に給与計算を
 しないといけない」

ということが分かったとします。

さらに深堀して、

「他の職員さんも同じぐらい
 顧客数抱えていたのですか?」

と聞くと、

「他の職員は10社とか
 抱えていました」

ということが分かりました。

つまり状況としては、

他の職員が10社の中、
この人は5社を対応していた

ということです。

次に役割やタスク(T)を
確認します。

すると、

「特になく、先輩の
 指示に従っていました」

ということが分かりました。

次にアクション(A)を
確認します。

すると、

「マニュアルがあるので
 その通りに進めました。
 たまに1時間ぐらい残業
 しました」

と回答したとします。

さて、
STARを確認すると、

・他の職員が10社の中、
 5社を対応していた。

・先輩の指示に従っていた

・マニュアル通りに作業した

・結果、忙しい中でも
 やり抜いた

ということが分かりました。。

さて、この人は
あなたの事務所に入っても
再現性高く、やり抜いて
くれるでしょうか?

微妙ですよね・・・。

面接では結果だけを聞く
ケースが多いです。

ですが、それだけでは
本当に能力(再現性)があるのか
分かりません。

なので、突っ込まないと
いけません。

突っ込むにもポイントがある
ということです。

突っ込んだ結果、
例えば別の人は、

先輩社員がたまたま
休んでいたので、
倍以上の顧客対応を
しなければいけなくなった。

さらに、子供の
送り迎えもあるので、
残業ができない!

マニュアル通りに
やっていてはどうしても
終わらないので工夫をした。

結果的に、
やり抜くことができた。

そして、この経験を
踏まえてマニュアルの
整備をしました。

などの回答があれば、
この人は、やり抜く力
めちゃくちゃありそうですよね。

このように
STARをしっかりと聞くことで、
騙されることはありません。
 

ご参考になれば、幸いです

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