既存客を維持しつつ新規を増やす~その4
既存客を維持しつつ新規を増やす~その4
動画を撮影しましたので、
下記よりご覧ください。
動画が見れない方は、下記をご覧
ください。
――
前回は、下記の売上公式の「単価」
を上げるお話しをしました。
その中で、前職時代の私の経験談として
有名な化粧品メーカーへ3倍の値上げ
を提案した所までをお話ししました。
本日は、続きです。
3倍の価格の見積もりを提示した
時の先方の反応は・・・
「いや、やること同じで3倍?」
でした。
ま、そらそうだろうな。と思いつつ
何回も商談を重ねて、なんとか
月額15万円で受注できました!
・・これでも全然格安ですが・・
よかった!よかった!
と思ったのは一瞬でした・・・
先方の要求が厳しくなり、業務スタッフ
の業務量が増えました・・。
だんだんと業務スタッフが疲弊して
いき、ミスが重なりクレーム!
相手からしたら、3倍の価格で、
ミス連発!ふざけるな!と・・
こちらは、いやいや3倍とはいえ
まだまだ格安ですよ!とも言えず・・
実際、受注額が低いので会社では
優秀な業務スタッフは付けてくれません。
私も営業成績には、ほとんど貢献しない
会社なので、優先度が下がっていました。
お互いの思い届かず平行線のまま・・
翌年度以降その会社の担当者と会うこと
はなかったです・・
いわゆる出禁です・・
上記以外にも同じ手法で値上げをした
会社は数社ありました。
が、結果的にほとんど長くは
続かなかったです・・。
単価が上がったことにより、
先方の要求が厳しくなる
↓
業務量とプレッシャーが増える
↓
担当者が疲弊
↓
ミスが発生
↓
クレーム
↓
失注
のパターンです・・。
既存客の単価を上げるのは
かなりの難易度が高い!というのが
私の感想です。
やはり、初めの値付けは非常に大事です。
安請け合いは、売上でない狙いがないと
自分の首を絞めますので、ご注意を。
また、どうしても途中で値上げをしない
といけない場合は、今回の事例のように
細かく業務作業と時間を算出して単価を
決めるのもアリです。
ま、先方の要望は厳しくなりますが・・
もしくは、マイナンバーや個人情報
などの法改正や時流に合わせて、
上げるか?かなと思います。
私は独立してからは、このような経験が
あったので、初めから高い価格を設定
しています。
次の「商品数」ですが、話しが
長くなりましたので、次回お話しを
します。
ご参考になれば、幸いです。