意外と準拠集団も大事
意外と準拠集団も大事
本日は、意思決定について
お話をしたいと思います。
また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。
動画が見られない方は下記を
ご覧ください。
――
以前のブログでも
お話をしましたが、
私は、20年以上、
肩の脱臼癖があります。
3週間ほど前、
連休中の夜中に
脱臼して
緊急病院に行って
手術をすると決意
しました。
それで、
緊急病院のお医者さんから、
「どこの病院で手術したいか
予め調べておいてください」
と言われたので、
ネットで調べていました。
そうすると、
近くに結構有名な
病院を発見しました。
手術実績も豊富。
最新の機械もある。
H Pもめちゃくちゃ
かっこいい!
「よし!ここにしょう!」
と思って、事前に
そのクリニックに電話をしたら・・
電話出た人が
すっごく態度が悪かったんです・・
「ん?」
と思ったのですが、
ここしかないか・・。
ということで、肩専門の医者が
いる曜日を確認して電話を切りました。
そして、その後何気に、
クリニックの名前で
ネット検索をしてみました。
通常、病院の口コミサイトは、
いい書き込みしかないのですが、
Googleだけは、
悪い書き込みもあるので、
評判を見てみたんですね。
すると・・・
点数も半分以下で
すごく評判悪いことが
判明しました。
書き込みには、
「腕はいい。でも
受付とかお医者さんの
態度が悪い!」
とボロクソに
書かれていました。
日頃からお客さんの対応って
大事だろうと思っていたので、
どうしようかな・・
と思っていたのですが、
いざ行ってみると、
書き込みとは、
全然逆!
受付も対応が良かった
ですし、お医者さんも
すごく丁寧に説明を
してくれました。
ネットのクチコミって
いいかげんだなー。
と改めて思いました。
ですが、かなり意思決定に
影響があるのも事実ですね。
ここで、ふと思い出したのが、
昔に勉強した行動経済学の
準拠集団
という考え方です。
これは、
人の意思決定に
強い影響を与える集団
という意味で、例えば、
職場とか家族。
最近ではS N Sも
準拠集団になってますね。
前職時代は、
大手企業の内定辞退を
防ぐために、
準拠集団にアプローチした
対応策を提案していました。
では、我々士業が
準拠集団にアプローチ
しようと思った時、
どうすればいいでしょうか?
経営者はネットの評判で
顧問などを判断するというのは
まだ、多くはないかな。
と思います。今後は増えそうですが・・
それよりも、
経営者の家族や
経理担当者、
付き合っている
士業とかが準拠集団
になります。
私の知っているFPは
準拠集団へのアプローチ
がうまいです。
「奥さんや税理士が
どれくらい意思決定に
影響を与えるのか」
何気ない質問で
聞き出しています。
もし、あなたが
新しいものを提案する際に、
その社長は
誰の影響を受けやすいか
を調査してみてください。
あるお客さんは、
顧問税理士さんでも、
奥さんでもなく、
講座を受けている
コンサルの人の
話を全部聞くという
人もいました。
この準拠集団を探れれば、
「その人に直接説明しますよ」
と提案でき、
すごく意思決定をさせるのに
いいです。
ぜひ、準拠集団に
アプローチしてみては
いかがでしょうか?
ご参考になれば、幸いです。