人心掌握術

2018.11.30


人心掌握術

馴れ馴れしいやつ
がいます。

知り合って間もないのに、
ボディタッチをしてきたり、
やけに近い距離で接して
きたりします。

土足で心に入り込む
とはうまく表現したもので、

こちらが招いてもいないのに、
勝手に自分のテリトリーに
入ってきます。
 

一方で、同じように
会って間もないのに、
なぜか信頼でき、
気に入ってしまい、

「この人ともっと
 一緒にいたい」

と思われる人も
います。

こういう人を

懐に入るのが上手い人

と言います。

馴れ馴れしいやつは
嫌われます。

一方で懐に入るのが
上手い人は、

「この人を
 手放したくない」

と思われます。
 

先日、ある税理士さんと
お話をしていると、

「これからAIとか
 クラウドに食われないよう
 するためには、社長の懐に
 入って、なくてはならない
 存在にならないとだめ」

とおっしゃっていました。

まさにその通りだなと
思います。

確かにコンサルになって
付加価値をつけるのも
生き残るための1つの手です。

ですが、

社長にとって、なくては
ならない存在になること

が大前提だな、と思います。

信頼されていないコンサル
ってすぐに切られますからね・・。
 

たくさんの営業マンを
見てきましたが、お客さんに
信頼されている人は皆、
懐に入るのが上手いです。

「これは天性の才能だろうな」

と思っていたのですが、
そうでもないようです。

実は、いくつかの共通点が
見つかりました。

これは、実行すれば、
すぐに効果があるもの
ではありません。

ですが、意識することで、
少しずつ変わっていけると
思います。

ポイントは3つありました。

1つは、

「自分のパーソナルな
 部分をさらけ出すこと」

前職の先輩でずば抜けて
懐に入るのが上手い人が
いました。

その人は、自分の失敗談、
子供の話、自分の意見などを
包み隠さず話していました。

パーソナルな部分には
必ず人が共感できる箇所
があります。

1つでも共感できれば、

「実は私も・・・」

と相手も心を開いて
自分の経験を話してくれます。

パーソナルな部分をさらけ
出すこと、失うものはなく
得るものが大きいことの1つです。
 

2つ目は、

「実績の背景にある
 努力の過程や人間性に
 注目すること」

社長であればなおさら
そこまで行くのに
どれだけの努力と苦労が
あったのかを知ってもらい
共感してほしいものです。

なぜなら、それは
社員にはなかなか
話せないことだからです。

ですので、

「そこまでいけたコツ
 なんてあるんですか?」

みたいな質問は
嫌われます。

コツを掴んで簡単に
上り詰めたわけでは
ないからです。

それよりも、

「ここまで実績を出す
 ためにはいろんな苦労も
 あったんでしょうね・・・」

と共感をしてあげると、
喜んで自分の話をしてくれます。
 

最後のポイントは

「言うべきことは
 ちゃんと言う」

ということです。

懐に入る人ほど、

「それは違います」
「こうした方がいいです」

と自分の意見を
しっかりと言います。

人はやっぱり頼りに
なる人と付き合いたい
ものです。

頼りになる存在になる
1つのコツが言い切ること
です。

多くのトップ営業マンや
コンサルは必ず言い切って
います。
 

先ほども言いましたが、
この3つは実行すれば
すぐに効果があるものでは
ありません。

ですが、社長と話す際に
この3つを意識することで
信頼関係が少しずつ構築され、
最後には、

「絶対に手放したくない存在」

になっていると
思います。

私もまだまだですので、
この3つを意識したいと
思います。
 

ご参考になれば幸いです。

 

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