ずるい発想力を身につける為に必要な3つのこと~その2~
ずるい発想力を身につける為に必要な3つのこと~その2~
本日は、
ラテラルシンキングの続き
についてお話をしたいと思います。
また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。
動画が見られない方は下記を
ご覧ください。
――
ラテラルシンキング
をするためには、
3つの環境の整備が必要です。
それが、
1、疑う力
2、抽象化
3、セレンディピティ
です。
前回は疑う力について
解説を致しました。
今回は残り2つです。
まず、抽象化する
ことです。
抽象化する目的は
物事の本質や機能を
見極めることです。
そうすることで
本当にこれでいいのか?
という思考になります。
事例として、
フォードの車の話が
分かりやすいです。
当時は移動手段としては
馬車でした。
世の中は、
どうやって馬車を
早くするかを
考えていました。
そんな中、フォードさんは
馬車の本質は
移動すること。
早く移動するなら、
馬車でなくてもいいのでは?
と発想しました。
当時も車はありましたが、
まだまだ嗜好品でした。
そこで、車を大量生産化
して庶民でも買えるように
大衆化して成功しました。
移動手段=馬車
と考えていると、
成功はしなかったでしょう。
ところが話は続きがあります。
競合のGMがデザイン豊富な
車を販売しました。
これば、バカ売れして
フォードは傾き始めました。
車が大衆化してた状況で
車の本質を見極めてみると、
「移動手段」でなく
「自慢したいもの」
に変化していました。
本質が変わって
きたということです。
もう1つ面白い事例が
あります。
昔アメリカと旧ソ連が
宇宙開発競争をしていた
時代の話です。
ボールペンは宇宙では
使えないことが
分かりました。
ペン先のボールが無重力
では落ちないので、
インクがでないとのこと。
そこでNASAは
予算を使って
宇宙でも使える
ボールペンを
開発したそうです。
一方、旧ソ連では
鉛筆を使っていた
そうです。
書くというのが目的
であれば、別にボールペン
ではなくてもいい
という発想です。
旧ソ連に軍配ですね~。
で、我々士業はどうでしょうか?
そもそも社労士、税理士って
どんな存在?求められることは?
これを抽象化すると
新しい発想が生まれる
かもしれません。
これをうまくやったのが
就業規則を使った三号業務
の講師である櫻井さんです。
最後の3つ目
セレンディピティです。
これはたまたま偶然に
起こったことを
そのままにするのではなく、
自分のビジネスに
応用することです。
チャンスの女神は
前髪しかない
と言われます。
事例として、元々パンは
小麦粉のおかゆを炎天下で
放置していたらできたそうです。
トヨタ生産方式などは有名です。
アメリカのスーパーで
商品の補充をする姿を
見た時、
「必要な時に必要な商品がある
なんてすばらしいんだ!」
ということで、車の生産に
応用したそうです。
1.疑う力
2.抽象化
3.セレンディピティ
この3つの力を鍛えることで、
ラテラルシンキングが
養われます。
でも、上記3つを1週間やったら
すぐに、発想力豊かなラテラル
シンキングできるか?
というと、
たぶん無理でしょう。
やはり、
日々の習慣化が必要です。
常日頃から
そういう発想をするのが
大事です。
なので、たまには
全然違うものを組み合わせる
アイデア出しをやったり、
発想が豊かな子供との
会話をしたり他業界の人と
話したりすると鍛えられるのかな
と思います。
ご参考になれば、幸いです。