社員定着のための3つのシゴト

2019.06.05


社員定着のための3つのシゴト

先日、大学の友達から
久しぶりに連絡があり、

やりたいことがあって
独立しようと思ってる

と言われました。

話を聞いてみると、
彼は塾講師を長年
やっており、人材教育が
やりたいとのこと。

そこで、独自のコンテンツを
開発したので、それを販売
したいとのこと。

ふむふむと話を
聞いていて分かったことは、

彼がどうしても
これをやりたい!
という熱い思いだけ
でした(笑)

そのコンテンツが
誰にどのように
役に立つのかを
質問すると、

あまりいい回答は
得られませんでした。

正直、これだとなかなか
厳しいだろうなと思いました。

彼は自分がやりたいことを
やりたいと思っているだけです。

これは「仕事」ではなく、
「私事」です。

個人的な考えですが、
シゴトには、3つの意味が
あると思っています。

1つ目は、彼のように
自分だけが喜ぶ「私事」です。

「私事」を通して
お金をもらうことができるのは
ファンがたくさんいる有名人
だけです。

私たちのような普通の人間は、
誰の役に立つのかをしっかりと
考えた上で、ビジネスをしないと
いけません。

そして、このようにお客さんや
周りの人が喜ぶことが
2つ目の「仕事」なんだと思います。

そして3つ目のシゴトは

お客さんや周りの人が
喜んでくれて、結果的に
自分も嬉しくなること

これを「志事」と呼んでいます。

「志事」で大事なポイントは、
それが、必ずしも自分がやりたい
ことである必要はないということです。

たまに、名人たちを
取り上げた番組で、

「最初からその仕事を
 やりたいと思って
 いたのですか?」

という質問に

「そんなことはない。
 やらないといけなかったから
 やっただけ」

と答えている
シーンを見ます。

このように、志事とは、

やりたいと思っていなくても
やってみた結果、周りの人が
すごく喜んでくれた。

それが嬉しくて仕方が
ないことなんだろうな
と思っています。

で、ですね。
今日言いたかったことは、
志事をしましょうということ
ではなく、

あなたの部下や職員さんに
志事をさせていますか?

ということです。

志事は、部下や職員さんが
やりたい仕事をすることでは
ありません。

彼らの仕事に対して、
あなたが喜んだり感謝
したりすることで、

やりがいや楽しさを
感じていくことです。

以前、年商30億の
社長とお話をした時、

その社長は私たちの
目の前で隣に座っている
部下を褒めちぎっていました。

褒められた部下は
照れていましたが
嬉しそうでした。

そして、すごく仕事に
やりがいを持って
取り組んでいるようでした。

部下に志事をさせている
限り、離職する可能性は
限りなく小さくなっていくと
思います。

これが人材定着の鍵では
ないでしょうか?
 

ご参考になれば幸いです。

 

百聞は一見にしかず!新規営業・価格競争で悩まれている士業の皆様へ 11ステップ 完全無料オンライン講座 売れる商品作りから商談、クロージング、紹介を得る方法まで 新規に顧客を獲得するフローに沿って具体的な考え方、やり方を解説しています。 詳しくはこちら

関連記事

RECOMMENDED ARTICLES攻める!士業に初めて訪れた方におすすめしたい記事

まずは読んでいただきたい5 つの記事をご紹介させていただきます。