ニード喚起って何をすれば成功する?
ニード喚起って何をすれば成功する?
最近、士業の方と話をしていると、
「ニード喚起」
が難しいということを
よく聞きます。
どういうことか?
この前、ある社労士を
インタビューした時に、
こう仰っていました。
「就業規則の必要性を
感じてもらうことが難しい」
「必要性を感じる時って社員と
もめている状態になった時。
そうなる前に必要性を感じて
欲しいんだけど・・」
とのこと。
確かに士業のサービスは
予防系が多いので、
「ニード喚起(必要性を感じてもらう)」
をどうやってしていくのか?
は非常に重要なことです。
では、どうすればいいのか?
基本的に人は危機感を認識
しないと必要性は感じません。
もっと分かりやすく言うと、
「このままだと、あなた
病気になりますよ!」
と言ってもダメで、
「あなたすでに病気ですよ」
と言わないと、その後の治療の
必要性は感じないわけです。
危機感を認識させる1つの方法が
「診断」
です。
例えば、就業規則を売りたいなら、
できるかどうかは別として
「就業規則から見る労務安全診断」
みたいなのを提案します。
伝え方は、
「就業規則を見て御社の労務
の安全度を診断します」
「80点以上なら問題なし、
60点~80点なら少しリスク
はあるが大丈夫なレベル、
60点未満は早急に見直しが必要、
という感じで点数化します」
「診断後は、なぜこの点数なのか?
の解説もします」
といった感じです。
なぜ、診断がいいのか?
1つは数値化できることです。
要はリスクというものを
目に見える形にすることで
相手に危機感を持ってもらい
やすくなります。
もう1つは、
相手の意識を就業規則に
向けさせることができます。
危機感を持たない理由の
1つは普段からそれに
意識が向いていないから
です。
ですので、一時でも意識を
集中させることで危機感を
持たせる効果があります。
このように、
何か診断できないか?
という視点で考えるといいです。
だた、そうは言っても
ニード喚起は難しいものです。
相手を変える行為ですからね。
なので、
ニード喚起が難しければ、
ニード喚起が必要ない人に
アプローチする
ことも考える必要があります。
実はこっちの方が
成果は出やすいです。
先ほどの社労士の話であれば、
社員ともめている社長だけに
アプローチできないか?
ということを考えます。
例えば、HPやWeb広告で
「就業規則が必要な社長へ」
とするのではなく、
「すぐにでも社員とのトラブルを
解決したい!と思っている社長さまへ
営業時間中であれば、
お問い合わせ後、1時間以内に
必ず返信します」
という感じで
緊急性が高い人にだけ
刺さるようにします。
このように
ニード喚起をするのではなく、
ターゲットをそもそも変えてしまう
というのが1つです。
どうすればニード喚起が
できるだろうか?
と考えているなら、
是非とも参考にしてみてください。
ご参考になれば幸いです。