士業は業界を絞るべきか?
士業は業界を絞るべきか?
本日は、業界を絞ることについて
お話をしたいと思います。
また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。
動画が見られない方は下記を
ご覧ください。
――
仕事柄、多く士業の方から
マーケティングとか
営業についての相談を
受けます。
その中で多いのが、
「業界を絞った方が
いいのですか?」
という相談です。
結論から言えば、
絞れるなら絞った方が
いいです。
業界を絞ると、
手っ取り早く強み(差別化)
を作ることができます。
似た感じで、地域を絞って
差別化(No1ポジション作る)
しましょう!
というのもあります。
ですが、地域を絞ることは
誰でもできます。
なので、差別化としては
ちょっと弱いです。
でも、業界を絞ると
その業界独自の知識や
ノウハウが貯まるので、
どんどん競合を引き離し
ていくことができます。
業界を絞った方が
より強い差別化に
なります。
前職時代の採用・研修
の営業をやっていた時も
業界を絞っていました。
私は外資系製薬メーカーに
絞っていました。
どうしてか?
2000年から2010年ぐらいは
外資系製薬メーカーはたくさん
採用をしていました。
さらに採用予算も
1億とか使っていたので
おいしかったです。
おいしい市場ですので、
リクルートさんとか大手
採用コンサル企業も狙って
いました。
その中で私はかなり頑張って
(話すと長いので省略)
ほとんどの外資系製薬メーカー
をお客さんにすること
できました。
ですが、正直毎年
いつ他社に取られるか?
とひやひやしていました。
なぜなら・・・
業界特有の採用ノウハウ
とかって正直なかった
からです。
なので、業界特有の
慣習やアピールポイント
をいかに知っているか
どうか?という知識の
差でした。
「よく知っているね」
と言われるためにMRが
読むような本を読んで
いました。
それでなんとか契約を
獲得していました。
この経験から1点
業界を絞る時のポイント
として絶対に外せないのが、
「業界特有の業務もやる」
ということです。
先ほどのように
前職時代の私は
情報を持っているか
どうかで差別化
していましたが、
今の時代は、情報だけで
の差別化は難しいです。
作業レベルまで踏み込んで
やっているかどうか
が差別化ポイントに
なります。
例えば助成金。
助成金は業界が違っても、
やることは基本同じです。
ですので、助成金サービス
で業界を絞るのはちょっと
難しいかもしれません。
(種類によりますよ、もちろん)
ですが、
補助金は顧客の事業計画を
書くので、一回その会社の
事業計画を書く、その業界
の知識やノウハウが貯まり
ひっくり返される
ことはなかなかないです。
これは税理士も同じですね。
なので、何度も言いますが、
業界絞る場合は、
その業界特有の手続き業務
まで深く関われるか?
が結構大事です。
しかもその業務がないと
顧客の業務ができない。
売り上げが増えない。
というものであれば、
なお良しです。
たまたま、その業界の
顧問が多いだけでは
ダメです。
行政書士なら、建設業
や薬局などの許認可など
(ま、競合は多いですが・・)
社労士なら
人材派遣登録や
介護関係の加算の業務
など。
これがやれるとかなりの
差別化になります。
業界を絞るのは
やれるならやった方が
いいです。
その時に、
知識だけでなく業界独自の
業務内容までやることが
大事です。
ご参考になれば、幸いです。