なぜ、社長が熱心に相談してくるのか？

なぜ、社長が熱心に相談してくるのか？

昨日、経営者向けの
セミナ−を実施しました。

セミナーが終わると、
ある経営者が話しかけて
きました。

その方は、介護事業や
人材紹介など多岐にわたる
事業をやっている方なのですが、

採用のことから、
人材育成のこと、
事業展開のことや、
財務面のことなど、

むちゃくちゃ
いろんなことを
相談されました。

あまりにも熱心に
相談されるので、
セミナー会場を借りている
時間が過ぎてしまい、

会場側から
怒られてしました。

で、ですね、

ここで面白いのが、
セミナーで私が話したのは、
社会保険と採用のことだけ
なんです。

それなのに、
セミナー内容と全く
関係のない、人材育成や
事業展開、財務面のことまで
熱心に相談されました。

このような状態は、
士業のあなたにとっては
嬉しいことではないでしょうか？

あなたが話すことで、
社長が

「この人に色々と、
　相談したい！」

と思うようになり、

社長が今、悩んでいる
ことを全て相談してくれます。

つまり、あなたのことを
信用してくれる社長が
増えるということです。

では、なぜ、この社長は、
私にいろんなことを
相談したいと思ったのか。

理由はたった１つです。

社長が知らない、かつ
役に立つ情報を伝えたから。

本当にこれだけ
だと思います。

おそらくその社長は、
私のセミナーを聞いて、

「そんな情報は
　知らなかった！」

「これは会社にとっても
　個人にとっても有益な
　情報だ！」

と思ってくれたと
思います。

そして、

「こんな情報を持っている
　人なら、他にも何か良い
　情報があるのでは？」

と思って相談
してくれたのだと
思います。

逆の立場だったら
私もそうすると思います。

私が知らないことで
しかも、かなり役に立つ
情報を教えてくれた人には

いろんなことを聞きたいと
思うのは、当たり前といえば
当たり前です。

そして、もう１つ、
社長が私に相談したいと
思った理由は、

セミナー講師
だったから

です。

セミナーという場で、
先生と生徒の関係を
強制的に作ることで、

相談したい相手に
自分をポジショニング
することができます。

だから、知識を取り扱う
士業はセミナーをやった
ほうがいいのです。

セミナーで
社長が知らない、かつ
役に立つ情報を与える
ことで、

短時間で社長は
あなたのことを信頼し、
相談したいと思ってくれる
ようになります。

法律家であるあなたは、
日々いろんな知識を仕入れて
いると思います。

その中には、あなたに
とっては当たり前のことでも、
社長にとっては知らないこと
もたくさんあるのでは
ないでしょうか？

もし、そのような
知識があるなら、
積極的にそれを伝える
べきです。

できれば、セミナー
という形で伝えられないか
を考えてみてはいかがでしょうか？
 

ご参考になれば幸いです。