セミナーのちょっとした小ネタ2
セミナーのちょっとした小ネタ2
今回は前回の続き
「セミナーのちょっとした小ネタ」
=アイスブレイクについてお話します。
前回は、「緊張緩和」「場を盛り上げる」
等を目的とした自己紹介、握手ゲーム
をご紹介しました。
今回は、それ以外の目的の
アイスブレイクについて
ご紹介をします。
3.クイズ
セミナー内容をより理解して
もらう為に実施します。
前職時代に実施した某大手
マンションディベロッパーの
新卒採用のセミナーの事例を
ご紹介します。
その会社の実績を伝えるのに
全国で●●棟建設した。と
アピールをする予定でした。
しかし、インパクトがない。
そこで、下記のようなクイズに
しました。
「弊社が今まで建設したマンション
の棟数は?」
A.全国の郵便局と同じ
B,全国の交番の数と同じ
C全国の駅の数と同じ
こちらの方がインパクトもあり、
記憶に残りやすいですよね。
何よりも、今後参加者が近くの
交番や郵便局を見た時にその会社の
ことを思い出すといった効果もあります。
これをセミナーの冒頭でいきなり
実施をした結果、その会社の実績の
凄さが伝わり、その後の説明を聞く
参加者の態度が変わりました。
何かしらの実績や効果などを伝えたい
場合にそのまま数字を言うのではなく、
身近なものに例えます。
よく使われるのが、世界何周できる。
とか、月まで届く長さ等です。
そして、それをクイズ形式にすると
会場も盛り上がりますし、記憶にも
残りやすくなります。
最近はネットですぐに同じ数字のもの
等検索できると思いますので、一度
お試しください。
また、クイズをマインドセットとして
使用する場合もあります。
マインドセットとは考え方の枠組みと
いった意味があります。
ここでは、クイズをやることにより相手
の考え方の枠組みをこちら側の考え方の
枠組みに変えるのを目的に実施します。
例えば、ある人が危機的状況の中
3つの選択肢があります。あなたは
どれを選びますか?
といった感じです。
選択肢の中に、通常ほとんど人が
選ぶであろうものを1つ入れます。
仮にAとします。
また、非常識なものも1つ入れます。
こちらをCとします。
そして、参加者がどれを選んだか
選択肢を読み上げて挙手してもらいます。
多くの方がAと回答しますが、
実は答えは非常識なCでしたー。
なぜなら、・・・と伝えたいメッセージ
を言う(いわゆる落とし込み)
的なやつです。
たまに常識的な選択肢のみにして、
全部間違いというのもあります。
何か伝えたいメッセージをそのまま
言えば、数秒で終りますが、参加者
も数秒で忘れます。
余裕があれば、ぜひお試しください。
余談ですが、
前職時はこのクイズの回答を参加者が
スマホで回答するというアナライザー
システムを開発しました。
参加者は、指定のQRコードを読み込むと
セミナースライドと同じクイズ画面が
スマホ画面に表示されます。
そして、クイズに回答します。
そうすると、セミナースライド上では
参加者全員の回答を集計して、リアル
タイムで、各選択肢の回答者数の
棒グラフが伸びています。
よく選挙やバラエティ番組でも使われ
ているものですね。
めちゃくちゃ会場は盛り上がりました。
今回も話が長くなりましたので、
続きは次回以降にします。
ご参考になれば、幸いです。