やってから言え

2017.04.10


やってから言え

このフレーズ私が新人で入った
人材コンサル会社の先輩によく
言われました。
 

先輩に何か質問するたびに、
「とりあえず、やってから質問して」

や類似語として・・

「どうしたらいいですか?でなく、
 ●●と考えてますが、いかがですか?」
と質問しろ!
 

と言われました・・。
 

新人の頃は、かなり「うっとおしい」
と思っていました。
 

「分からんから、聞いてんねん!」
と心の中で、いつも突っ込んでいました。
 

しかし、いつの間にか、この
「やってから言え!」という言葉、
自分が使っています・・。
 

もちろん、言い方は変えてですが。
 

言うようになったのは、
コンサルティング案件を
受注するようになってからです。
 

コンサルティングの目的は、
問題の解決であったり、顧客の業績拡大です。
 

その為には、我々から何かを教える
だけでは限界で、相手に行動をして
もらうことが必要になります。
 

でも、顧客は初めての知識や考え方
、もしくは不安の為、こちらによく
質問をしてきます。
 

ここで、答えるのをぐっと我慢して、
相手に答えを見つけてもらうように
行動してもらう必要があります。
 

ここで、すぐに答えを言ってしまうと
相手に依存されてしまいます・・。
 

結果、成果が出ない。
ということになってしまいます。
 

もちろん、そうするとコンサルティング
契約も切られてしまいます。
 

この感覚、初めは分からず顧客から
質問があると、「頼られている!」
と思ってしまい、ついつい教えていました。
 

そんな時に、先輩によく上記のような
「それは、答えたらダメ!」と
怒られていました・・。
 

今では、
「やってから言え!」が染みついて
います。
 

士業の方からよく
「ゆくゆくはコンサルティングをしたい」
ということを聞きます。
 

一点注意があります。
 

顧問業務に慣れている士業は、
顧客の質問にすぐに答えたり、代わりに
業務をやる癖が付いています。
 

むしろ、そうしないといけない業務でも
ありますが・・・。
 

しかし、コンサルティングは先程の
理由で、そうではありません。
 

相手に行動をしてもらう。
 

というある意味、真逆のことをします。
 

ここを間違うと、コンサルティングと
いう名称だけで、結局は御用聞き顧問
になってしまいます。
 

なので、顧問契約をしている会社に
コンサルティングを提案する場合は、
ちゃんと相手を見極めないといけません。
 

質問したらすぐに答えてくれる。
代わりにやってくれる。
のが当たり前と思っている顧問先は
提案しない方がいいかもしれませんね。
 

どうしても、提案したい!という場合は、
顧問業務を別の人に振って、
自分はコンサルティング業務しかしない。
と宣言して、業務との切り分けをして
みては、いかがでしょうか?
 

顧客からすると、同じ人(士業)で
あれば、今までと同じ対応に
なるのも仕方ありません・・。
 

ご参考になれば、幸いです。

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