危うく高額おもちゃを買いそうになった話し
危うく高額おもちゃを買いそうになった話し
まだ我が息子が1歳にも
ならない頃のことです。
嫁がある育児のイベントに
参加した後に、思わず高額な
育児教材を買いそうになった
ことがありました。
ベタベタな営業手法なのですが、
営業を何年もやっている私でさえ、
思わず買いそうになりました。
それくらい効果的な
営業手法ですので、
きっと知っておいて
損はないと思います。
ここからその時の
嫁との会話の一部始終
をお伝えします。
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嫁「運動神経って遺伝とかでは
なくて、6歳までの運動の質で
決まるって知ってた?」
私「えっ?そうなん?知らんかった」
嫁「しかも、はいはいとか
うつ伏せになって動く
運動がいいらしい」
私「へ〜、そうなんや!」
嫁「これ、今日のイベントで
紹介されていたおもちゃ。
これは自然といい運動が
できるようになっているらしい」
私「へ〜、こんなおもちゃで
遊ぶのがいいんや」
嫁「しかも、アメリカの
教育学者が開発した
おもちゃらしい」
私「それはなんか安心できるな。
いくらぐらい?」
嫁「数万円するわ・・」
私「ちょっと高いけど、
小学生の時は運動
できるのが大事やからな。
買うか?」
嫁「いや、高すぎる!
自力で鍛えてあげる!」
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嫁のおかげで買わずに
すみましたが、私一人
では買っていたかも
しれません。
これは営業では
ベタベタな流れです。
少し解説をすると、
まず、
子供の運動神経は
遺伝ではなく6歳までの
運動の質で決まる。
という、こちらの知らない
事実を伝えることによって
相手を引きつけます。
この時に、相手にとって
意外な事実ほどいいです。
さらに、
どんな運動をさせても
いいわけではない。
このような運動をさせるのが
いい。
ということを伝えます。
ここまでは一種の教育です。
聞き手に、知らない事実と
どうすればいいのかを
伝えることにより、
ためになることを教えてくれた
という印象と、
「この人は私の知らないこと
をもっと知っていそう」
という期待感を
植えつけます。
そして、最後に、
「その運動を可能にするのが
この商品です!」
とセールスをする
わけです。
さらに、アメリカの教育学者
が作ったという信頼感と
権威性を伝えて完成です。
この流れはかなり
強力です。
多くのテレビショッピング
やランディングページなども
このような流れで進められて
います。
この流れをマスターすると、
もっと商品やサービスが
売りやすくなるでしょう。
ポイントは、
教育をすることと
商品ではなく解決策
を売ること
です。
今回の場合、
商品ではなく、
運動を売っています。
さらに言えば、
その運動をすることに
よって運動神経がつく
ということを売っている
わけです。
こうすることによって、
売り込みではなくなります。
「運動神経をつける
ためにはこれが最適です」
という提案になるわけです。
ですが、いきなり提案をしても
ほんまか?と疑われるので、
最初に教育をするわけです。
これは商談でもそのまま
使えますので、ぜひ取り入れて
みてください。
ご参考になれば幸いです。