価格交渉のやり方~その4
価格交渉のやり方~その4
昨日は価格交渉のやり方の
【5】てんこ盛りプラン
【6】制限性を出す
ついてお話しをしました。
本日は、続きのテクニックを
ご紹介します。
【7】端数価格提示
これは、ベタな方法ですが、
10万円ではなく、あえて105,000円と
して、5,000円値引くというものです。
値下げ額でなく、値下げをしただけで、
満足する方もいます。
相手にちょっと満足感を与える為に、
予め値下げ分を提示価格に乗せます。
先程の5,000円はあからさまに見えます
ので、私は1割ぐらい乗せておきます。
たまに、1割以上値下げ要求してくる
方もいます。
仮に2割引いても、実質1割引きです。
【8】%⇔額面言い換え
これは、具体的に値下げ要求があった
際の応答トークです。
提示価格にもよりますが、
高い金額の場合は、具体的金額で応える
低い金額の場合は、%で応えるです。
例えば、
高い金額で100万とします。
その場合は、
「5万とか、消費税分の8万下げる」
と回答します。
%の場合は、5%と8%です。
ちょっと少ないという印象があります。
逆に低い金額で10万とします。
その場合は、
「10%と下げます」
と回答します。
具体的金額だと1万円です。
これも、10%の方が多く見えます。
この方法、相手によっては、
通用しない場合もあります・・。
が、言ってみて損はありません。
【9】支払方法
これは、金額ではなく、支払い方法
に注意をそらします。
よく使われているのが、
一括支払いと分割払いです。
相手にとっては、分割払いの方が
負担がないです。
しかし、こちらは未回収の可能性が
あります。
その為、一般的に分割の場合は多少
料金を上げます。
大体1~2割ぐらいです。
これ以外に私がよくやるのが、
「先方の決算に合わせる」です。
これは、相手の決算月が近い場合
に有効です。
相手が今期利益出ている場合は、
「早めに請求します。今期の経費に
間に合いますよ。無駄な税金も払わ
なくて済みますよ。」
といった具合のトークをします。
逆に利益が出ていない場合は、
「来期にご請求を遅らせますよ。」
といったトークをします。
非常にベタですが、相手によっては、
刺さる場合があります。
こちらも、言うのはタダなので、
言ってみましょう。
今回も話が長くなりましたので、
続きは、次回お話しをします。
ご参考になれば幸いです。