大した強みがないので不安です・・
大した強みがないので不安です・・
今日は、
自分の強みの作り方
について話をしたいと
思います。
仕事柄多くの士業の方の
悩みや課題について聞く
機会があります。
その中で最近印象に残ったのが、
「事務所を長くやっているけど、
大した強みもないなと感じている」
という声です。
おそらく多くの士業は
共感できることではない
でしょうか。
大した強みがない
と危機感を持っている
ということは、
強みがあれば、
もっと事務所が成長する
と思っているということ
だと思います。
確かに、
強みを持ちましょう!
とは誰もが言ってますね。
強みを考える上で、
参考になるのが、
おせっかいクリーニングで
有名な「リナビス」という
会社です。
ここは、頼んでもないのに
ほつれやシミ、ボタンの修理など
預けた衣料の気になるところを
無料でやってくれるのがウリです。
で、これが強みになっています。
ここで強みの定義が
見えてきます。
強みとは、
他が提供していなくて、
お客さんが喜んでくれるもの
ということになります。
どちらが欠けてもだめ
ですね。
ですが、ここで
終わらずにもう少し
深く考えてみましょう。
「リナビス」の強みは
競合他社も真似できそう
だと思いませんか?
やっていることは
特別な技術を必要と
しません。
でも、競合は
誰もやりません。
なぜ、リナビスにできて
競合はできないのか?
リナビスには、
ほつれやシミ、ボタンが
気になって、どうしても直して
あげたいと思っている
おせっかいな社員が
いるから
に他なりません。
イメージとして、
田舎のおばあちゃん
みたいな感じです。
「あんた、糸がほつれてるよ、
ちょっとかしてみ。
直してあげるから」
そういう感覚の社員だから、
誰も文句を言わずに
その価値提供が
できるわけです。
競合他社には
そんな人がいない
わけです。
だから、このサービスを
やろうと思っても、
コストや社員からの
不満など問題が起こります。
強みとは、
他が提供していなくて、
お客さんが喜んでくれるもの
ですが、それを
支えているものこそが
本当の強みになります。
言葉の定義として、
他が提供していなくて、
お客さんが喜んでくれるもの
=提供価値
それを支えているもの
=本当の強み
としたら分かりやすい
かもしれません。
ここで、最初の悩みに
戻ります。
多くの士業は
提供価値を見つけようと
必死になっています。
ですが、それを
支えている本当の強みに
目を向けようとしていません。
大事なことなので、
強調しますが、
本当の強みは
すでにあるもので
見つけるものです。
そして、提供価値は、
本当の強みの上に
作り上げるものです。
あなたの事務所、
あなた自身を振り返って
リナビスの社員のように
どうしても気になって
しまうこと
どうしてもやってしまうこと
などはありませんか?
まずは、本当の強み
を見つけましょう。
その上に他社が提供してないくて
お客さんが喜んでくれる
提供価値を作り上げましょう。
ご参考になれば幸いです。