炊き込みご飯オンリー？

炊き込みご飯オンリー？

昨日の晩御飯は
炊き込みご飯でした。
 

炊き込みご飯を見ると、
あの悪夢だった夜を
思い出します。
 

それは、嫁との共同生活
を始めた当初の夜でした。
 

仕事から疲れて
帰った私に嫁が、

「今日は炊き込みご飯だから！」

と宣言。

炊き込みご飯大好きな私は、
お、ラッキー！
 

一人暮らし時代ではなかなか
作る機会がなかった為、
共同生活なかなかええやん！
と思った瞬間でした。
 

しかし、次の瞬間・・
 

私のテンションは
だだ下がりしました。
 

嫁が、「どうぞ！」
 

と食卓に炊き込みご飯を
出してくれました。

が・・・

炊き込みご飯オンリー。
 

おかずは？汁物は？
 

「あれ？おかずは？？」

と聞くと、

「えっ？おかずなんてないよ」

とのこと。

はぁ～！

そこから小競り合いが始まりました。
 

（私）
「なんでおかずないねん！
ご飯だけやったらお腹
　ふくれんやろ！」

（嫁）
「お腹膨らしたかったら
　たくさんお代わりしたら！」

（私）
「いくら好きでも何杯も
食べられへんやろ！
白米だけで何杯も
食べれるんか！？」

（嫁）
「これは白米じゃなくて、
炊き込みご飯！」

・
・
・

このように、決して交わる
ことのない、しょーもない
小競り合いがありました・・
 

嫁の実家では、
おかずを一緒に食べるという
文化ではなかったようです。
 

一方、私の実家では、
炊き込みご飯はおかずと
一緒に食べる文化でした。
 

長年育った家庭のルール
が違っていた結果です。
 

小競り合いの原因は、
自分の常識や習慣は一般的
だと思いこんだことです。
 

ちょっとお恥ずかしい過去の
お話をしましたが、これって
仕事においても同様かな。
と思います。
 

前職時代の後輩の話ですが、
こんなことがありました。
 

ある大手外食会社の研修日
に講師である上司と先方担当者
と待ち合わせをした時です。
 

営業担当だった後輩が
集合場所に10分前に到着しました。
 

すると、先方担当者と上司は
すでにいました。
 

そこからです。
 

先方担当者の後輩に対する
態度が急に厳しくなったのは。
 

後々、先に到着していた上司
から聞いたそうですが、
先方担当者は、
 

「上司より遅く到着するなんて、
　ありえない！信用できない」
 

と言ってたそうです。
 

上司も慌てて、
 

「うちの会社では集合5分前
　に到着すれば、特に上司
　部下という関係は問題ない。
　という文化なんですよ。」
 

とフォローしたそうですが、
相手は、まったく納得して
いなかったようです・・。
 

その外食会社とは毎年
1,000万近い受注をして
いた大口さんでした。
 

しかし、この件がきっかけ
となり、担当者と後輩の関係
が悪くなり、ついに取引は
なくなりました・・。
 

後輩はずっと集合10分前に
到着しているからええやん！
 

相手がおかしいわ！
 

と言っていましたが、
大口顧客をなくすという結果
は変わりません。
 

業界や会社によって独自の
常識や習慣があります。
 

特に時間に関しては、結構
会社によって独自の考え方
があります。
 

ちょっとしたことが、
非常に大きな損失を伴う
ことになった稀有な事例ですが・・
 

でも、ありえないことはないので、
くれぐれもご注意を！
 

ちなみに、我が家では
炊き込みご飯については、
決着がついており、
 

今では、
炊き込みご飯オンリー
 

のままです・・・
 

ご参考になれば幸いです。