経営者の資質

経営者の資質

ご存知の方も
多いと思いますが、

先日、カンブリア宮殿
という番組で、

いきなりステーキの
一瀬社長が、すかいらーく
創業者の横川氏に
ボロクソに言われてました。

ネットでは、

「いきなりステーキは
　自己中的な経営」

とか、

「ミスを認めたくない
　典型的なワンマン経営」

など、結構な
言われようです。

番組内で何が
あったかというと、

一瀬社長と横川氏の
経営に対するスタンスが
語られており、一瀬社長の
スタンスに横川氏がバッサリと
意見を述べていました。

例えば、

一瀬社長の、
自分が美味しいと思った
ものを作って売る

というスタンスに
対して、

「自分が美味しいと
　思ったものがお客さんも
　美味しいと思ってくれれば
　いいけど、私は一度も
　そう思ったことがない」

「だから常にお客さんの
　視点に立ってメニューを
　提供している」

とか、

あとは、いきなりステーキが
店舗に社長の直筆で、思いや
原価率の高さなどを綴った
ポスターを掲載した件については、

「私ならやりません。
　商売というのは、これを
　商品で表現することです」

とか、一瀬社長の
やり方にズバズバと
意見を言っていました。

で、結局ネットでも
言われていることは、

「やっぱり顧客目線に
　立たないといけないよね」

ってことです。

私もそう思います。

でもですね、

この対談がもし、
いきなりステーキが
バリバリ業績がいい
時に行われてたら、

同じような批評は
こなかっただろう。

と思います。

おそらく、一部の
批評はあったかも
しれませんが、

それと同じぐらいに、

「それくらい強気の
　経営でないと、
　拡大はしない」

とか、

「私は一瀬社長の
　スタンスが好き」

みたいな意見も
あったと思います。

何が言いたいかというと、

人の意見なんて
状況によってコロコロ
変わる

ということです。

ですので、

誰の意見を聞くかは
むちゃくちゃ大事

ということです。

特に業績が良い時
ほど、

然るべき人から、
しっかりと意見を
聞かないといけないな

と思います。

なぜなら、業績が
良い時は、悪くなる
兆候というのが見えにくい
からです。

いきなりステーキも
おそらく業績が良い時に

「このままでは、
　まずいだろう」

という兆候があった
と思います。

ですが、社長には
それが見えません。

というよりも、見えていても
見ようとしません。

なぜなら、業績が
良いからです。

下手に動いて
今の業績が悪くなる
方が怖いですから。

ですので、
メンターというか、

この人の意見なら素直に
聞き入れよう

という人から、
意見をもらうことは、
定期的にやらないとな
と思います。

士業のあなたも
経営者の一人です。

あなたが今、
業績が良いのなら、

その時こそ、
ちゃんとした人から
意見を聞く機会を
積極的に設けてみては
いかがでしょうか？
 

ご参考になれば幸いです。