正攻法では成功しない?レジェンドに教わったこと
正攻法では成功しない?レジェンドに教わったこと
本日は、正攻法は成功しない?
についてお話をしたいと思います。
また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。
動画が見られない方は
下記をご覧ください。
――
約15年前の
前職の時に、
当時、神戸製鋼の社員さん
だった元ラグビー監督
の平尾さんをお招きして
講演を行ったことがあります。
ご存知の通り、
平尾さんはラグビー界
では未だに語り継がれる
レジェンドです。
講演会は大手企業の
人事担当者を集めて、
平尾さんから
組織論、人材論
語ってもらい、
2部で我々のサービスを
紹介するという流れでした。
東京国際フォーラムに
300名ぐらい集まって
大盛況でした。
当日、入社3~4年目
だったのですが、
その時の平尾さんの
お話が今でも心に残って
います。
何を話していたか
というと、
神戸製鋼の監督時代、
ニュージーランドの
トップクラスの選手を
チームに引き抜きました。
そのトップの選手が
初めての試合に出た時、
予想外のことが起こりました。
何かというと、
開始10分ぐらいで
ファールをしまくった
そうです。
それも、あと1回で
退場するというぐらい
の回数です。
試合中は、
「どういうことだ?」
と疑問に思っていた
そうですが、試合が
終わってみたら、
そのトップ選手は
一番トライを決めて
いました。
そして試合終了後、
平尾監督は
「どうしてあそこまで
ファールをしたんだ?」
と、選手に聞きました。
すると、そのトップ選手は
「何を言っているんだ。
私は初めの数分間で
審判がどこまでをファールと
するのかの境目を探っていたんだ」
と答えたそうです。
「なんでそんなことを
する必要があるんだ?」
と聞くと、
「バカなことを言うな」
「まともに正面突破しても
勝てるわけがない。
ギリギリのところを
攻めないと勝てないじゃないか」
と言いました。
それを聞いた
平尾監督は、
パラダイム転換が
起こりました。
「世界トップは
そういう考え方なのか・・」
日本人は性格上、
正攻法が普通だ。
と考えがちです。
ですが、世界の
トップクラスは
勝つために隙間を狙う
というのが体に染み
付いていました。
その時に、平尾監督は
「日本はまだまだ
世界では勝てない」
と思ったそうです。
その話を後ろで
聞いていた私は、
すげーな
と思いました。
その記憶があったので
独立する際には、
大手事務所とかと
同じことをやっても
一人の弱者である自分が
勝てるわけがない。
と思っていました。
ですので、何か
違うことをやる
必要があると思って
いました。
この考え方には
賛否両論があります。
特に、士業は法律家
なので、
それはどうなの?
と思うかもしれません。
もちろん、退場する
ぐらいのファールは
ダメです。
ですが、ビジネスに
おいては、いかにギリギリ
を行くのかも大事です。
特に、組織力や
営業力が弱い弱者
ほどです。
私はそう思っています。
あなたは、平尾監督の
話をどう感じますか?
ご参考になれば、幸いです。