聞く耳を持たないお客さんの対応方法
聞く耳を持たないお客さんの対応方法
私は、時々、
メルマガの開封率を
調べてます。
開封率を調べると、
メルマガ会員さんが
何に興味があり、何を
知りたいのかわかるので
非常に面白いです。
最近、最も開封率が
高かったのが、
「生産性を上げる3つのコツ」
というメルマガです。
これは、忙しい中で
生産性を上げるための
3つのコツをお伝えしたものです。
そして、、
最も開封率が低かったのが、
「お客さんの懐に入り込むには?」
というメルマガです。
これは、ある税理士さんから
聞いた、これから士業が生き残って
いくために必要な考え方を書いた
ものです。
この結果を見て、
正直
「う~ん、、」
と思いました。
なぜなら、私が最も
お伝えしたかったのは、
「お客さんの懐に入り込むには?」
の方だったからです。
正直、生産性を上げるコツ
なんてちょっとしたテクニック
なので、どうでもいいっちゃ
どうでもいいんです(笑)
インターネットで
「生産性 上げる 」
で調べれば、
もっとたくさんの情報が
出てくると思います。
ですが、事実、
こちらの方がみなさんが
知りたい内容だったという
ことです。
どうしてみなさんは
こっちの方が知りたいと
思ったのか?
それは、
「忙しい毎日を
なんとかしたい!」
という思いが頭の中を
支配しているからでは
ないでしょうか?
「これから士業の
業界が大きく
変わっていく中、
事務所の戦略を
どう立てていくべきか。」
こっちの方が大事なのは
わかりきっていることだと
思います。
ですが、緊急度が
まったく違う。
だから、緊急度が
高い問題の方が
興味があるのでは
ないでしょうか?
実はこれ。
お客さんでも
まったく同じことが
言えます。
士業のあなたから
見ると、顧問先では
「これを取り組まないと
だめだ!」
という重要な問題
が見えていると思います。
ですが、そのことを
いくら説得してもなかなか
聞く耳を持ってくれない
ことってありませんか?
その理由は、
お客さんからすれば、
それは、重要であっても
緊急ではないからです。
逆に言えば、
お客さんは別の
緊急な問題を抱えている
ということです。
人は緊急な問題の方が
重要だと思いがちです。
ですので、あなたが
本当に取り組まなければ
ならない
と思っている
問題に、お客さんが
取り組んでもらうためには、
まずは、
お客さんの頭の中を
支配している緊急な
問題を解決して上げる
こと
が何より大事です。
もし、解決が難しければ、
他社の事例や資料などを
提供してあげるだけでも
いいです。
もっと言えば、
話を聞いてあげる
だけでも効果はあります。
そうやって、緊急な
問題でいっぱいの頭を
少し冷静にして上げると、
お客さんこちらの話を
聞く姿勢ができてきます。
その上で
「社長、その問題も
大事ですけど、これも
取り組んでいかないと
いけないですよね?」
と、言ってあげると、
「実はそうなんです。
そう思ってたんですよ」
と答えてくれることが
多いです。
もし、あなたが
顧問先がなかなか
聞く耳を持ってくれない
と悩んでいるなら、
まずは、お客さんの
頭の中を支配している
緊急な問題を理解し、
できれば解決してあげてから、
提案に進んでみてください。
ご参考になれば幸いです。