後輩の本音・・・
後輩の本音・・・
ふと、前職時代の
後輩のことを思い出しました。
彼は、いわゆる
動かないタイプでした。
テレアポをする際にも、
なかなか行動しません。
そこで話を聞くと、
「やり方が分からない」
ということなので、
「テレアポは
こういう風にやるんだよ」
と、スクリプトを
渡して指導しました。
でも、なかなか
テレアポをしません。
そこで、
「どうしたの?」
と聞くと、
「どこに電話したら
いいのか分かりません。」
とのこと。
そっか・・・
ということで、
「媒体からターゲットと
なる企業を探し出して、
電話したらいいよ」
と教えました。
その際に、
「このような企業だと
アポが取りやすいよ」
とコツも教えました。
そうすると、
「分かりました!」
と行動し出したのですが、
すぐに、う~んと頭を
抱え出しました。
またか~と
思ったのですが、
ほっとくわけにも
いきません。
「どうしたの?」
と声をかけると、
「いやー、電話しても
なかなかアポ取れないから
もっといい方法がないか
考えていたんですよ」
とのこと。
ここまで来て私は、
「ちょっとこっち来い」
と別室で徹底的に
指導をしました・・
彼が行動できない
理由は、
やり方が分からないから
ではありません。
彼自身は、やり方が
分からないからできない
と思っているかもしれませんが、
本音はそうではありません。
彼の本音は、
やりたくない
です。
ですから、やらないで
いい方法をどんどん
思いついて、
やらずに済まそう
としていたわけです。
そもそもテレアポとは、
確率論の世界です。
かけたら100%
アポが取れるテレアポ法
なんてものは
ありません。
もし、そんなことを
言っている人がいたら、
怪しいと思った方が
いいです。
100件かけたら、
1件から2件取れれば
いい方です。
ですので、
電話をしないと
始まらない
ものなんです。
私は彼を別室に
連れて行き、このような
ことをコンコンと伝えました。
で、ですね。
今日、私は別に
昔の思い出話をしたい
わけではありません。
私が言いたいのは、
あなたも後輩のように
なっていませんか?
ということです。
つまりこういうことです。
やり方が分からない
のではなく、やりたくない
からやっていないこと
ってありませんか?
ということです。
例えば、士業に多いのは、
新規営業のやり方が
分からないという方です。
ですが、いくら
やり方を学んでも、
満足することがない場合、
あなたはやり方が
分からないのではなく、
本音ではやりたくないという
気持ちが強い可能性があります。
その気持ちに
折り合いをつけなければ、
常にやり方を学ぶ人に
なってしまいます。
どんなことでもそうですが、
最終的には、
「やるべきことをやれ!」
の世界に落ち着きます。
もし、あなたが、
なかなか行動できない
と悩んでいるのであれば、
まずは自分の本音に
向き合ってみてください。
その上で、
「最後はやるしかない!」
と決意して学んだことを
活かして行動してください。
きっと、案外すんなりと
結果がついてきますよ。
ご参考になれば幸いです。