始め大変、後は楽とその逆どっちが良い?
始め大変、後は楽とその逆どっちが良い?
さて、本日は新商品を扱う時や
新事業を立ち上げる際に参考に
なる考え方をご紹介します。
それは、あなたが検討している
新商品や新規事業が
「始めの導入は楽だが、
後が色々と大変そう」
なのか?
「始めの導入は大変だが、
後は楽になる」
どちらなのか?をしっかりと
認識することです。
これは、6年程前にリアルネットの
小島さんというコンサルタントの
方に教わりましたが、改めて
この考えは大事だなと思い
お話を致します。
もう少し、詳しく説明をします。
「始めの導入は楽だが、
後が色々と大変そう」
これは言い換えると
誰でも簡単に始められるもの
=参入障壁が低い
結果、すぐに競合も増え、
競争激化するので後々大変になる。
ということです。
なので、生き残る為に
効率化や規模の経済を働かせて
低価格化などをして差別化を
図る必要があるというもの。
士業の手続き業務がこれに
当たりますね。
一方、
「始めの導入は大変だが、
後は楽になる」
は、取り扱う上で多くの時間
学ばないといけないケースや
初期費用がかかる、人材雇用
が必要など、始めが大変。
その代わり参入障壁が高くなる
ので、参入する競合が少ない。
結果、一度立ち上げると以降は
安定的に収益を上げることが
できる。
士業だと事業承継やM&A、
補助金、財務・経営コンサル、
などですかね。
で、新商品や新規事業を検討する時
には、「後者の始め大変」のを選択
した方が良い。というのがセオリー
です。小島さんも仰っていました。
で、例として挙げられたのが、
「法的規制等がある業界」
だそうです。
ということは、士業も?
資格の難易度にもよりますが、
ひと昔前まで士業業務は、
「始めは大変、あとは楽」
だったと思います。
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資格を取得することがそもそも
参入障壁を高くしていました。
しかし、今では・・・
言わずもがな。
有資格者は増え、法人減少
コロナ、AI・クラウドサービス
などで、同業者間の競争だけで
なく他業界との競争も激化。
ある意味
「始め大変、後も大変」
状態・・。
と言われている?節がありますが、
本当にそうでしょうか?
確かに、従来の手続き業務
しかやらず。かつ差別化もして
いないのなら、大変でしょう。
でも、ですね。
他業界はもっと前から
始め大変、後も大変状態です。
そして、試行錯誤をして、
生き残っています。
なので、士業業界も他業界と
同じになってきた。
と捉えて、普通に
・差別化、営業・マーケ力高める
・新サービスや新規事業に取り組む
などをすればいいだけです。
正直、まだまだここら辺が弱い、
もしくはまだ大丈夫だと思って
胡坐をかいている士業
多いですから・・。
仕組化が得意の方や職員が多い
事務所とかでしたら、
あえて、「始め楽、後大変」
なサービスを新たに取り組んで、
規模の経済を効かせた低価格
戦略もアリだと思います。
また、少数精鋭でランニング
コストかけたくないという方は、
「始め大変、後は楽」
のコンサルティングサービスやる。
など検討してはいかがでしょうか?
ま、講座などを提供する立場の
我々は、いかに
「始め大変、後は楽」
のサービス、ノウハウの
「始め」の難易度を下げるか?
が使命だと思っています。
ご参考になれば、幸いです。