花火大会が中止となりました
花火大会が中止となりました
本日は、中止の判断は?
ということについて
お話をしたいと思います。
また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。
動画が見れない方は下記を
ご覧ください。
――
今年の夏場はゲリラ豪雨により
2週間近くずっと雨が降っている状態でした。
そういう中で夏祭りの花火大会の運営者を
特集した企画がテレビでやっていました。
ある花火大会では、開催の1時間前まで
曇りで、運営者も準備をしており、
お客さんもたくさん座り始めていました。
しかし、急に雲行きが怪しくなってきて
ゲリラ豪雨が発生しました。
運営者側も開始前に雨が止むといいが・・
言っていたのですが、雷が落ちたこと
により中止を判断していました。
かたや別の地域では雨が降って
河川敷の水かさは上がったのですが、
ギリギリやっていこうと強行し、結果、
雨も降らずに実行できた地域もありました。
このテレビを見ていて
中止の判断は難しいだろうな
と思いました。
観客は花火大会を楽しみにしています。
開始時間に雨が止んでいたら、
クレームが来るかもしれません。
また、花火は一回濡れてしまうと、
不発の恐れもあるので、破棄するそうです。
莫大な損失です・・。
とはいえ、強行して何か観客に
被害が出るともっと大変です。
中止を判断することには
かなりのリスクが伴います。
花火大会の中止の判断基準は
「安全性」が第一優先だそうです。
先の例では、雷が落ちたのが
決定打になったようです。
このような、中止を決断する。
ということは、我々、士業でも
起こり得るのではないでしょうか?
例えば、給与計算を受注して
テストランディングをしている時。
顧客の言っていたことと
やっていることがあまりにも違っている。
結果、事務処理がかなり難しそう・・
このままでは危なそうだな、
失敗しそうだなといったことなど。
顧客と話し合ってやり遂げるのが
大前提ですが、お互いにやめたほうが
いい場面はあります。
前のメルマガでも書きましたが、
前職である有名なシンクタンクの
採用コンサルをこちらからお断り
したことがあります。
理由は、こちらにキャパが
なかったからでした。
お断りした時は、かなり先方に
怒られましたし、やってくれ!と
嘆願されました。
しかし、今となっては、先方も
良かったと思って頂いてます。
では、何を判断基準にしたらよいか?
たまに「顧客満足」を挙げられる方
がいますが、これでは結局
やる方向になってしまいます。
当たり前ですが、お客さんは
やって欲しいのが前提だからです。
仮に、顧客満足度を第一優先にして、
無理矢理やり続けたとします。
次第に事務処理が追いつかなくなり、
失敗してしまうと、満足度も下がり、
損失も出てしまうかもしれません。
そうなる前に、
初めの段階でお断りする
判断も必要です。
ちなみに、当社では
「どうせやるなら楽しくやろう」
が行動指針であり判断基準と
なっています。
楽しくやろうとなると独りよがり
で相手のことを考えてないの
では?
という印象を持たれますが、
顧客が成功するのが楽しい。
というのを含んでいます。
なので、この仕事をやって
お互いに楽しいか楽しくないかが
判断基準になります。
あとは、基本的に事務処理は
無理をしてしまうと必ずミスが
発生してしまいます。
なので、
「無理をしないか?」
も一つの判断基準にしています。
顧客の満足度も大切ですが、
それを第一優先にしては
ダメな時もあります。
あなたはプロジェクトを
中止しなければならない場合、
どのような基準で判断をしますか?
ご参考になれば幸いです。