バブの新商品は泡が10倍？

バブの新商品は泡が10倍？

さて、今日、電車の中で、
こんな広告を見ました。
 

「特に疲れがたまった時に、
　バブメディケイティッド」

あのバブの進化版の商品
でしょうか？
 

広告を見て見ると、

・泡の数バブの１０倍の心地よさ！
・３つのこだわり！
・温浴効果を高めて効く！
 

などと記載されており、
パッケージも普通のバブより
ちょっと豪華な感じでした。
 

・疲れが溜まった時に・・
・温浴効果を高めて効く・・
 

この文言を読んだ時、

「普通のバブでよくない？」
 

って正直思ってしまいました。
 

私はあまりバブを使わないので、
分からないのですが、
そもそもバブって温浴効果を
高めるものだと思っています。
 

そして、疲れた時、特別に
お風呂に入れて、

あのシュワシュワの泡で
気持ちよくなるものだと
思っていました。
 

そう考えると、私がこの
バブメディケイティッドを
買う理由は、

・泡の数、バブの１０倍の心地よさ！

しかありません。
 

あのシュワシュワの泡が１０倍
出てくると想像するとなんか
そわそわしてしまいそうです
 

しかし、元のバブの泡の量が
そもそもピンときません・・
 

よって、私はこの商品を
買うことはないでしょう。
 

しかし、この広告を
バブをよく使っている人が
見たらどうでしょうか？
 

多分、この広告は刺さる
のでは？と思います。

・特に疲れがたまった時に

という文言は刺さりそうだな
と思いました。
 

今日は特に疲れたから、
こっちのバブにするか！
 

といった感じで、お風呂の
楽しさを倍増させてくれそうです。
 

このように、世の中の商品は、
ある人には欲しい！
と思わせるけど、

他の人からしたらそうは
思わないものばかりです。
 

おそらく、ヒット商品ほど
そうだと思います。
 

我々士業は、サービス自身では
差別化が難しいです。
 

なので、新しい商品・サービスを
開発したいと思っている人は
多いですね。
 

その際にどうしても、
競合分析や市場分析
から初めてしまうものです。
 

それらも大事ですが、
売れる商品は万人に
気に入られるものでは
ありません。
 

一部の人に強烈に好かれる
商品だと思います。
 

ですので、競合分析や
市場分析から始めるのでは
なく、

「目の前の顧問先が
　どうしても欲しい！
　と思うサービス」

これを考えることの方が
大事だと思います。
 

顔も、気持ちも、状況も分かって
いる顧問先がどうしても欲しい！

と思えるようなサービスは自ずと、
ニッチなものになります。
 

このようなニッチな商品を作れると、
そのニーズに合致した他のお客さん
も自然と集まってくるものです。
 

もし、新しい商品・サービス
開発に悩んでいるのであれば、

まずは、目の前の顧問先が
欲しがるサービスは何か？
 

を考えてみてはいかがでしょうか？
 

ご参考になれば幸いです。