プロとしての当たり前の基準
プロとしての当たり前の基準
私が前職時代に
学んだことは数多く
あるのですが、
その中でも
これは!
というものをご紹介
したいと思います。
それは
当たり前の基準
ということです。
ある日、上司から
クライアントの振り返り
資料を作るように
言われました。
振り返り資料とは
エントリー数
エントリー経路
面接の移行率
など、採用活動で
得たデータを全て分析して、
今年の採用活動の
うまくいった点、
課題点などを洗い出して
お客さんにプレゼンする
ための資料です。
新卒採用は半年以上
続きます。
そこで得たデータは
膨大にあるんですよね。
ですから、そのデータを
まとめるだけでも大変
なのですが、
何より大変なのは
どの切り口で
分析していくか?
です。
で、私なりに分析をして
上司に提出をしたら、
上司から
「ここのデータは
なんでこうなってるの?」
と質問されます。
その質問に答えるために
さらに分析をして出すと、
「この考察はさー、
ちょっと根拠が足りないよね」
みたいな感じで
また突き返されます。
そのやりとりが、もう
永遠に続くんじゃないかって
ぐらい続くわけです。
で、ある時ふと
「そんな細かいところまで
やる意味あるんですか?」
と愚痴を言ってしまった
ことがあります。
その時の上司の反応が
今でも忘れられません。
彼は、まるで
「こいつ何言ってるの?」
みたいな目で私を見て
「いや、当たり前でしょ」
と言いました。
その時に強く思ったのは、
プロとしての当たり前の
基準の高さです。
どこまでやることが
当たり前なのか。
成果を出す人ほど
この当たり前の基準が
高いです。
当時の私は、恥ずかしながら
当たり前の基準は低く
こんなもんでいいでしょ
と思っていました。
当時の私の基準で
100点でも、
上司からしたら
多分、45点ぐらい
だったんだと思います(笑)
結果的に、上司の言う通り
振り返り資料を作成して
お客さんに持っていくと、
「よくここまで調べて
くれましたね!」
「来年もお願いします!」
とその場で継続が
決まりました。
その体験から
成長するとは、
当たり前の基準を
上げること
だと胸に刻み、
この仕事のプロの
当たり前の基準は
どこなのか?
を意識して、
その基準に達するために
何ができるのかを
考えて行動してきました。
士業のあなたは
ある意味、孤独だと
思います。
前職の私のように
ロールモデルとなる
人もなかなかいないかも
しれません。
ですが、あなたが
目指すべき当たり前
の基準を、しっかりと
持ってるロールモデルは
必ず見つけるべきだと思います。
そうすることで、
あなたやあなたの
事務所の成長を
早める助けになるはずです。
あなたの仕事の
当たり前の基準は
どのようなものですか?
一度、考えてみては
いかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです。