いまだに見るあの頃の悪夢
いまだに見るあの頃の悪夢
大学の合格発表シーズンですね。
今朝テレビで合格した学生が
胴上げされ喜んでいる映像を見て、
思わず苦笑してしまいました。
なぜなら、昨晩
大学のテストに朝遅刻して
受けれなかった!
という悪夢を見たからです。
たしか、大学4年生の時です。
卒業のかかった期末テストで、
4科目中2科目を取らないと
留年が決定する状態でした。
連日徹夜の詰め込みをして(笑)
挑んだ4科目中一番難易度が
低いテスト当日です。
徹夜をしていたのですが、
いつの間にか、寝落ちを
していました。
そして、目が覚めると
なんとそのテスト開始
5分前でした。
家から学校までは、
どんなにがんばっても
30分以上はかかります。
時計を見た瞬間自分でも
記憶にないぐらい、すぐに
服を着替えて、家を飛び出し
タクシーに飛び乗りました。
そして、なぜか奇跡的に
起きて30分後には学校
に着きました。
タクシーの運転手さんも
私の鬼気迫る姿に、ちょっと
飛ばしてくれたのでしょう。
学生でお金がないはずの
私が、人生で初めて、
「おつりはいらない!」
と言ったのを覚えています。
そして、ダッシュでテスト
会場に着いた時です。
担当の教授が、
「残念~!開始30分経ったら
テスト受けれません~」
と言って、私を会場に
入れてくれません・・・。
確か1分ぐらいしか
オーバーしていなかった
のですが、入れてくれません。
実は、その教授、私が1年生
の時のゼミの担当教授でした。
当時遊んでばっかりいた私に
「國守君!君はこのままだと
卒業できないよ!」
と怒られたことがあります。
そのことを教授は覚えている
か分かりませんが、
ほらみろ
と言わんばかりの
したり顔だったでした・・。
私は、あきらめて校舎
外のベンチに座りました。
残りのテストは1科目のみ。
しかも、その1科目が
超渋い教授で有名で
テストで合格点を取るのが
難しいと評判でした。
「あーあ、留年か・・」
と思った時です。
両足のかかと
から激痛が走りました。
かかとを見ると両方
皮がズルむけになって
血が出ていました。
朝急いでいたので、
裸足で無理やり靴を
履いたので、皮が
むけていたようです。
学校に向かうまでは
アドレナリンが出ていて
まったく痛さに気づかなかった
のでしょう。
今になって激痛が走ります。
「なんや最悪な1日やな」
しばらく、魂が抜けていました。
そうすると、テストの終了
時間になり、校舎から多くの
学生が出てきました。
その中で、私の友人が
私と同じようにボーとしながら
隣に座りました。
そして、
「あーあ、留年決定や!
某大手金融機関に内定
したけど、人事に電話せんと」
とつぶやきます。
それを聞いた私は、
「やば!それは避けたい!
まだ時間はある!」
ということで、すぐに家に帰り
あきらめていた残りの1科目
を猛勉強しました。
そして、何とか無事合格点が
取れて卒業をしました。
・・・長い昔話でした。
教授から「残念!」と言われる
ところまでしか、なぜか
夢に出てこないんですよね。
まー、こうゆう過去の辛い
体験は、ストレスが溜まって
いるときなどに、夢に出て
くるらしいですね。
でも、私は、この体験から
「あきらめずに、やれば
なんとかなる!」
という小さな経験を得ることが
できました。
やはり、
行動は裏切らない
ということです。
もし、あなたが
何かに悩んでいたり、
失敗したら、
もしかしたら、まずは
行動してみると、解決・成功
するかもしれません。
外部環境、他人、過去
は変えられない。
変えられるのは、
今の自分だけ。
これ、私の好きな言葉です。
ご参考になれば幸いです。