サッカーチームと矯正治療
サッカーチームと矯正治療
今朝、地元の駅で
サッカー選手が
ビラを配っていました。
爽やかな笑顔で、
「〇〇サッカークラブです!
よろしくお願いします!」
と通勤途中のサラリーマン
に挨拶をしていました。
どのようなビラなのか
気になったので、もらって
見てみると、
「地元から世界へ!」
のキャッチコピーと
そのサッカーチームの
紹介文が書かれていました。
応援をお願いします。
というメッセージですね。
一方、先日出張で
大阪に行った際に
ある歯医者さんがビラを
配っていました。
そこには、
「マウスピース矯正で
誰にも気づかれずに
矯正治療を受けて
みませんか?」
のキャッチコピーと、
手書きで、
「早くて痛みがなく、
マウスピース矯正が
できるのは〇〇歯科だけ!」
「モニター顔出し15%オフ
募集中!」
と書かれていました。
どちらもお客さんに
来てもらうためのビラです。
ですが、圧倒的に
大阪の歯医者さんの
ビラの方がうまいですよね。
歯医者さんのビラは、
矯正をしたいと思っている
人の心理をよくついています。
一般的に矯正器具が見えるのが、
嫌だというイメージがあります。
そこで、
「マウスピース矯正で
誰にも気づかれずに
矯正治療を受けて
みませんか?」
キャッチーですね〜!
矯正をしたい人の心を
グッと掴んでいます。
しかも、矯正って時間がかかる
上に痛いというイメージもあります。
ですから、矯正したくても
どうしても一歩踏み出せません。
さらに追い込みで
「早くて痛みがなく、
マウスピース矯正が
できるのは〇〇歯科だけ!」
「モニター顔出し15%オフ
募集中!」
の手書きの文字。
もう行くしかなくなりますね。
一方、地元のサッカーチームは、
「地元から世界へ」
う〜ん・・・
よく分かりませんね・・
おそらく、地元愛を刺激して
地元を応援する意味も込めて
我々を応援してください!
というメッセージなのでしょう。
ですが、そんなに都合よく
人を応援したくなるもので
はありません。
このビラではあまり集客は
できないと思います。
ではどうするか。
私なら、
「今週末の試合、
お子さん連れは無料!」
とします。
生サッカーの迫力は
とんでもないものです。
熱狂的なサポーターの
応援の中、試合を
見ていると、強制的に
のめり込んでしまいます。
一度、体感してもらうと、
その面白さが分かります。
かつ、子供と一緒に
行けば、子供は次も
行きたがるでしょう。
しかも、お父さん的にも
仕事が忙しくてなかなか
遊んであげられない子供
と一緒にサッカーを見ることは
メリットがあると思います。
実はこのように無料で
まずは来てもらうことで
4年間で集客を10倍にした
サッカーチームが新潟に
あります。
地元のサッカーチームの
ように、
「こういうことをしたい!」
という熱い思いを持って
いる人は多いと思います。
ですが、現実はそのような
熱い思いに興味がある人は
少なく、ほとんどが自分に
どれだけ役に立つのか?
しか興味がありません。
熱い思いを実現させる
ためには、まず相手の
欲求を満たす必要があります。
基本中の基本ですが、
これを忘れて、熱い思い
だけを伝えている人も
多いのではないでしょうか?
あなたは、どうですか?
ご参考になれば幸いです。