なぜ、広告でアヒルを使えば利益が増える??


なぜ、広告でアヒルを使えば利益が増える??

今、非常に面白い本を
読んでいるのでちょっと
シェアさせてもらいますね。

本のタイトルは

「欲望の錬金術」

なんか怪しげなタイトルですが
サブタイトルに

伝説の広告人が明かす
不合理なマーケティング

とある通り、
マーケティングの本です。

著者は世界的な
広告代理店
オグルウィUKの副会長。

アメリカンエクスプレスや
マイクロソフトなど、名だたる
企業と30年以上仕事をしてきた
人です。

で、この本を一言で要約すれば

人は合理的な理由ではなく
心理的な理由で行動している

ということ。

つまり、合理的に考えたら

そんなことしても
うまくいかないだろう

と思えるようなことでも
うまく行くことが沢山ある

ということです。

例えば、

レッドブルはなぜ、
まずくて高いのに
人気があるのか?

レッドブルが発売される前、
市場調査では誰もが

こんなまずいものは絶対に
買わない

と言われていたそうです。

合理的に考えたら
まずくて高いものが
売れるはずがないですよね?

ですから、もしあなたが
レッドブルの役員なら
真っ先に

「まずは味を改良すべきだ」

というでしょう。

ですが、、

事実、レッドブルは
爆発的なヒットになっています。

他にも、

なぜ、広告キャンペーンに
アヒルを使えばはるかに
利益が得られるのか?

なぜ、飲食店のメニューは
名詞だけよりも、形容詞が
書かれた料理の方が27%も
売上がいいのか?

など、一見非合理に
見える結果の裏にある
人間特有の心理的な要素
を知ることができます。

で、今日この話をしたのは

「もっと心理テクニックを使おう!」

とか、

「マーケティングでは
 感情を刺激しろ!」

なんてことが言いたいわけでは
ありません。

何が言いたかったかというと、

コンサルティングも
もっと人を考慮しよう

ということです。

例えば、評価制度や
などのコンサルをする場合、

ロジカルに行おうと思えば、
どこまででもいけると思います。

ですが、そうやってロジック
だけで組み立てたもので
人の心を動かして、

評価制度を作る本当の
目的である

社員のやる気アップや
生産性の向上

などが実現できるかと
いえば、私は難しいのでは?
と思っています。

これはコンサルだけではなく
商談でも同じです。

先日、組織コーディネーター
をしている社労士の方と話を
していました。

「どうして組織コーディネーター
 なんてちょっと分かりにくい
 ものが売れるんですか?」

と聞くと、

「社長は言うことを聞かない
 管理職や、その管理職に不満を
 持っている社員とのやり取りに
 ストレスを感じているんですよね」

「だからストレスを解消できる
 このサービスが売れるんだ
 と思います」

と言っていました。

なるほどなと思いました。

普通なら、組織コーディネート
をすることで、こんなベネフィット
がありますよ

と合理的に提案しそうですが、
それだけでは受注は難しい
ですよね。

やっぱり、

ストレスを感じている

という社長の気持ちを考慮
しないといけないんだなと
思いました。

もし、あなたが
合理的な要素ばかりを
重要視しているなら、

ほんの少しでもいいので、
人間を考慮してみては
いかがでしょうか?
 

ご参考になれば幸いです。

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