具体的であることの圧倒的強さ

具体的であることの圧倒的強さ

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女性「ねえ、仕事何してるの？」
男性「化学」
女性「化学者？」
男性「いや、化学とデザイン」
女性「デザイナー？」
男性「えっと、化粧板って知ってる？」
女性「化粧板？」
男性「調べてみてよ」

ナレーター「化学とデザイン。アイカ工業」

女性「へー！かっこいい」
男性「でしょ！」
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あなたは、このCMを
見たことありますか？
 

採用業界にいたため、
すぐに、新卒採用向けの
CMだな。と思いました。
（真意は分かりませんが・・）
 

なぜか頭から
離れないCM、、、
 

そして、何度も見るうちに

「これは、就活生の心理を
よく掴んでいるかなり良い
CMかも！」

と思うようになりました。
 

BtoB企業が採用で
最も苦労するのが、
認知度です。
 

いかに優れた技術や
商品を持っていたとしても、

BtoBの企業は学生の間では
ほとんど認知されておらず、
その結果、応募が全く来ない。
というのが悩みです。
 

このCMのアイカ工業も
典型的なこのパターン。
 

国内シェアNo.１のメラミン
化粧板を持ち、建築業界では
広く知られている会社ですが、
学生への認知はほとんど
ありません。
 

なので、広告を打ったのかな？
と思います。
 

そう見て見ると、
結構うまいCMです。

まず、

化学とデザイン

という全く共通点が
ないものが並ぶと、

「なんじゃそれ？」

と興味をそそられます。
 

興味が出るとどうしても
調べてしまいます。
 

自分にあった会社を探そうと
必死な就活生は調べて
しまうでしょう。
 

そして個人的に、良いな
と思うところが、

女性「へー！かっこいい」
男性「でしょ！」

の部分。
 

これ、見事に学生の心理を
掴んでるな〜と思います。
 

求人でよくありがちなのが、

「業界No.1の技術力！」
「建築業界では知らない人は
　いない企業！」

というキャッチコピーです。
 

しかし、このようなコピーは
全く学生に響きません。

イメージができないんですね。
 

業界No.１と言われても、
その業界のことをそもそも
イメージできない。
 

更に、そこでNo.１なのが
どれだけすごいのか？
も分からない。
 

建築業界で知らない人が
いないことがすごいことなの？
 

となってしまします。
 

それよりも、

親や友達に、自分の内定先の
仕事内容を説明したら、

「へー！かっこいい」

と言われる仕事。
 

この方がよっぽど
イメージができます。
 

そして、人間には
人に認められたいと
いう欲求がありますので、

このようなイメージが
湧いてしまうと、気に
ならないわけがありません。
 

ターゲットの頭の中をこちらの
意図した良いイメージで占領
できれば、相手は嫌でもあなた
のことが気になり出します。
 

イメージしてもらうには、
具体的であるか、どうか
ということです。
 

具体的とは、どのような
場面で、どのような変化
（身体的・精神的・環境的）
が起こるのかを示す
ということです。
 

士業の場合、
目に見えない、形のない
サービスですから、
イメージがしにくい。
 

ですので、できるだけ
具体的に伝える必要が
あります。
 

どのような場面で、
どのような変化が
起こるのかを示せているか？
 

この視点であなたの
肩書きやキャッチコピー
セールストークなどを
見直してみてはいかがでしょうか？
 

ご参考になれば幸いです。