満員電車内に響く「あまたつ～！」を聞いて

満員電車内に響く「あまたつ～！」を聞いて

昨日の通勤電車での
話です。
 

電車に乗っていると、
突然、、

「とくダネですっ！」

という声が耳に
飛び込んできました。
 

そうです。
 

平日、朝８時から放送
されているあの「とくダネ」
のTV番組のオープニング
です。
 

あれが、
急に聞こえてきたのです。
 

一瞬、

「幻聴かな？まさかまだ
正月ボケが残ってるのか・・」
 

と思いましたが、周りの人も
そわそわしていました。
 

幻聴ではありません。
 

どうやら、誰かがスマホで
とくダネを見ており、その
音が漏れているようです。
 

誰だ？誰だ？
 

と周りは犯人探しを始めました。
 

その間にも、小倉さんが、
元気なオープニングトーク
をしています。
 

明日の天気の心配をし、
「あまたつ～！」
といつもの呼びかけが・・
 

そして、しばらくして、
ついに犯人が見つかりました。
 

ガタイのよい金髪、眉毛細め
の２０代ぐらいのお兄さんでした。
 

イヤフォンをつけながら、大きな口
を開けて、爆睡中・・・。
 

彼の手元にはスマホが
握られていたのですが、
イヤフォンジャックが抜けており、
音がダダ漏れ・・・
 

彼は爆睡中で気づいていません。
 

周りの方々も犯人を見つけ、

「お前か！早く起きろ！」

という殺気立った空気が
充満・・・。
 

その空気を感じ取ったのか、
そのお兄さんは、ビクンと
目を覚まし、恥ずかしそうに
イヤフォンをさしていました。
 

今日お話ししたいのは、
「イヤフォン気を付けましょうね！」
では、もちろんございません。
 

このお兄さんは、ある意味で
見事、車内の注目を獲得した
ということです。
 

広告だったら、ある意味初めの
ステップは成功だな～
とふと思いました。
 

この、いつもビジネスに置き換えて
考える癖がたまに嫌になります・・
 

広告を出す際に、初めに
注目を得ることが大事です。
 

AIDMAの法則の一番初めの
Attentionですね。
 

Facebook広告やFAXDM
を出しても、注目してくれないと、
意味がありません。
 

注目は最も大事で、難しい
最初の関門です。
 

注目を集める方法として
最もポピュラーなのが、

ギャップを作る

ということです。
 

金髪のお兄さんが、
注目を獲得したのは、

「電車の中で音を漏らす
　ことは、ありえないことだ！」

と、電車の中での当たり前と
彼の行為の間にギャップが
生まれたからです。
 

まー、今回は悪い意味でですが・・。
 

そういえば、以前に海外の
音楽楽団員が、東京の地下鉄
で突然演奏を始めたという
ニュースを見ました。
 

海外では、電車の中で突然
演奏をすることが、たまに
あるそうですが、日本では
珍しいことです。
 

そこにギャップがあったから
こそ、注目を集め、ニュースに
なりました。
 

人は、ギャップを認識すると、
そのギャップをどうしても
埋めたくなるものです。
 

ですから、ギャップは、
注目を集める方法として
効果があると言われています。
 

他にも、

・目新しさ
・常識の否定
・最新情報
 

など、注目を集める方法は
たくさんあります。
 

もし、あなたが広告を出していて、
いまいち効果が出ていないなら・・
 

注目を集めているか？
という視点で一度、原稿を見直して
みては、いかがでしょうか？
 

特に初めのキャッチコピ－
を見直してみてください。
 

ご参考になれば幸いです。